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沖縄サンゴを愛する人たち

土の職人 吉村 源太郎

土づくりに40年余り情熱を傾ける人
吉村 源太郎氏

その土に育まれたお米は、高貴な輝きを放つ日本の四季の彩どりを秘めるかのようだ。

少しの妥協もない土づくりひとすじの瞳。

人の手の加わらない土を求めて、長崎の西海市に田を起こして8年

昼に夜に大地に立ち、
自然と呼吸している土づくり。

農業を営む、その心は熱い。

土の職人 吉村氏の畑の野菜たちは
エネルギーに満ち、いのちの歓喜を
奏で、輝いている。

「生命は土にある」 

その信念は神々しい。

大自然に習う

吉村源太郎
  1. 自然観察に取り組む
  2. 大自然の法則
  3. 大自然はほぼ完璧に造られている
  4. 完璧な土(完全培養土)でも肥料分(追肥)は必要とする
  5. ミネラルについて
  6. 堆肥について
  7. 培養土
  8. 植え付けおよび播種
  9. 水やり
  10. 敷き草
  11. 追肥

  1. 自然観察に取り組む
    植物の生育(成長)を毎日観察し続けていくこと。どんなに小さなことでも見落とさずその変化や出来事をつぶさに観察し続け積み重ねることで、素晴らしい大きな発見へと繋がっていく。
  2. 大自然の法則
    イ)水
    雨が降り地面にしみ込む。一方では、川や池、湖に溜まりそれが流れ出し、海、草木の葉面や地面、水面より水蒸気となり天空へと上り、やがて雨となって地上に降ってくる。

    ロ)肥料
    草木は地中の中から肥料として養分を吸い上げ、地上では樹や枝葉を繁らせいつしか枯れ果て倒れ、やがては朽ち果てて地上にたまり、一部はそれに根がからみつき、ほとんどが養分(肥料)として地中にしみ込み、それを根が吸い上げる。
    動物(人間も含む)、魚介類もやがては同じ道をたどり、いずれは肥料となる。
     
    ※この二つは数十億年、気の遠くなるような永い間年月を狂わせることなく永々と繰り返してきた。

  3. 大自然はほぼ完璧に造られている
    イ)大自然によって生み出されたものが、永い年月の間に自然淘汰され、本当に必要なものだけが残され、それらが進化し、しかも完璧に周りの生き物たちと互いに引き合っていて網の目のように繋がりあって共存共栄してきた。

    ロ)大自然の中から生まれてきたものの中には、化学物質、化学肥料や農薬は存在しない。
     
    ※化学物質、化学肥料、農薬は1~3で述べたようにこれらは大自然界からすると異物であり、これらを基にして作り出された食べ物や農作物は、本当のおいしさがなく、栄養面からも完全でないことが想像される。

    ハ)自然有機物が無機質に変わったとき、ほぼ完璧な養土となる。
    山林の中に入ってみると足もとではフカフカしていて落葉の下には腐葉土がありその下には腐植土が真黒い土として存在し、これが永い年月の間に大洪水を繰り返し流出して堆積したものが田畑の養土となっている。

    ※有機物とは物質を燃やしたとき炭化するもの。つまり、炭素C元素を含むものをいう。
    ※無機物とは有機の反対でC元素を含まないもので、水・空気・鉱物類及び、これらを原料として人工的に造った物質の総称。無機化合物。

  4. 完璧な土(完全培養土)でも肥料分(追肥)は必要とする
    イ)完璧(理想的な)土壌
    水はけの良い土であること。
    (土中の適度な水分を保つこと。作物にとって余分な水分を含まない。)
    空気(酸素)の通りがよいこと。(酸素を含みやすいこと)
    肥料分を保持できること。(肥料分が流出、肥料保持性がよいこと)

    ロ)肥料分の必要性
    作物を栽培すると養分を吸い上げるため、どうしても肥料分が欠乏する。そのため元肥や追肥を必要とする。
     
    ハ)肥料にはどんなものがよいか
    自然の素材を発行させて作った堆肥やボカシ肥料が特に有効である。
    大自然に存在する有用微生物を水溶性培養した液肥が特に使いやすく有効性が大である。
    上記2つを併用すると効果が大きい。
     
    ニ)肥料に対する認識に変化が見られるようになってきた。
    農業界では「微量要素」と呼ばれるものが、一般に言うミネラルである。
    これらの重要性や働きの大きさが、まだごく一部であるが認識されはじめた。

  5. ミネラルについて
    イ)その位置づけ
    まず4元素といわれるものに炭素C・水素H・酸素O・窒素Nがあり、その90%が空気と水から得られる。これらを燃焼させると空気と水に戻る。残りの3~4%が灰分となる。
     
    ロ)ミネラルとは何か
    地球上の全ての生物にとってなくてはならないものであり、一言で言い表すと微細で微量な元素の総称である。
     
    ハ)どんなものがあるか


    以上が農業分野で位置づけされている。
     
    ニ)その働き
    • 植物の根が吸い上げることのできる微細でほんのわずかな量でよく、バランスのとれた量が大切である。これらの中から植物の種類によって各々の必要なものを必要量だけ吸収する。これが天然のものだけに与えられる大自然の仕組みの不思議さである。
    • それによって植物体は健全に成育し、害虫や病害にも耐えられる。
      人の体内では酵素と合いまってそれぞれの組織に存在し、生命維持活動を行う重要な働きをしていることがわかってきた。

  6. 堆肥について
    イ)材料
    植物系・・・刈り草、落葉、枯れ枝(半腐れ状態)がダムに流れ込んだもの。
    米ぬか。
    動物系・・・ヤギ糞尿・鶏糞・牛糞、イノシシ、鳥類の骨・皮・内臓。
    魚類系・・・魚の頭・骨・皮・内臓(魚のアラ)

    ロ)刈り草
    半年以上野積みにて腐らせたものに牛鶏糞を混ぜ込み堆肥舎に積み込む。
    (諸材料の水分は65%前後に調整する)
     

    切り返し(5~6回)
    ハ)発酵
    一定の条件が調うと、1週間ほどで70~80℃に温度が上昇し発酵が始まる。温度が下がり始めると、切り返しを行う。
    発酵温度が40℃以下になると完熟したものとみなす。
    この間4~5ヶ月を要す。なお、切り返し回数は5~6回を要する。

  7. 培養土
    イ)土は山から掘り出した無菌の山土を用いる。
    ロ)EMボカシ、木炭粉、具化石、EM活性液、モミガラくん炭
    ハ)イ)ロ)を撹拌し混合する。その際、pHを6.5前後に調整する。
    ニ)2回目以降、堆肥を混合するがpHも調整する。

  8. 植え付けおよび播種
    プランターに土を8~9文目に入れ、苗を植え付ける。
    種は出来るだけ大きいもの、丸種は大きくてよくコロがるものがよい。
    苗は丈の低い横に大きい感じのものがよい。高くヒョロヒョロと伸びたものは避ける。
    苗の色が薄いものや病班らしきものは避ける。

  9. 水やり
    2~3日に1回夕方水やりをするが、出来るだけ日中に汲み置きしたものがよい。晴天が続き空気が乾燥しているときは毎日水やりを行う。

  10. 敷き草
    プランターの表面をワラや刈り草、落葉、及び堆肥などで覆うようにすると、土の乾燥を防ぎ土の中の微生物の活動が活発になり、土の物理性が向上する。

  11. 追肥
    イ)液肥(EM活性液)とボカシ肥がある。
    ロ)木が大きくなり花実を付け始めた頃1回の追肥を行う。2回目以降は2~3週間おきにほんの少しずつ、少なめに与える。

人々の健康を作り保つ力は健全な土にある

豊かな自然を持つ美しい美しい地球は数十億年の永い永い気の遠くなるような年月をかけ自然淘汰し、本当に必要なものだけを残し現在に至った。

  • 水は地球の表面より水蒸気となって上空にのぼり、やがて雨となって降りてくる常に水蒸気は天空へと...。
  • 地上に生きた草木は緑豊かに大きくなり、やがては枯れ朽ち果てて肥料として地上に溜まり、一部は降ってきた雨水と地中に入っていき、それらを次の草木が生え吸い上げ大きくなる。

天日干し

周期運動や自転を地球誕生以来64億年も続け、そのエネルギーはまだまだ続き全体は磁場で覆い守り、これを遠々と繰返す。
それは大自然の法則である。

大自然の法則には電気もあります。地上と上空を行き来しています。
もうひとつには海があります。
母なる海では南北極と赤道上で暖められた海水が大きな温度差により対流を起こし、表面的には海流となって海に生きた食連鎖を生み出している。

そこで見逃すことのできないのは、この地球上のそれぞれの地域の気候や環境にあったすべての動植物達は食の連鎖をはじめ、大自然界の営みには何一つ無駄がなくほぼ完璧に全てのものが仕組まれていて、そこには化学肥料や農薬そして化学物質などは必要とされず、作り出すこともなかったのである。だから存在もしなかった。

しかし1800年の終わりごろから、1900年のはじめ頃にかけて科学の進展は目覚しく、特に第二次世界大戦後化学肥料や農薬が広く一般に使われるようになった。日本ではおよそ57年前のことである。
それらは大自然の法則に外れていて、人間の都合でただ便利さと経済性を追求した結果作り出されたものである。
その化学肥料や薬品を使って栽培された農産物は外見、収量もよく農家にとって手軽で労力も少なくて済み、とても有りがたい存在になった。

しかし化学肥料にはおもに窒素、リン酸、加里の三要素だけを重視し、それだけを与え続けた結果、田畑の土中の微量要素(ミネラル=農業用語)は長い年月の間吸収され続けた結果不足し、ミネラルが壊れて地力の衰えが現れるに至った。

そこではじめて地力の回復が叫ばれはじめ有機物の重要性が認められ、化学肥料と農薬が人間に悪い影響を及ぼし健康を害することも分かってきた。

一方有機肥料(堆肥)には作土の物理的性質(酸素の流入性・透水性・保肥力)が高く、カルシウム・マグネシウムをはじめミネラル分を含んでいて、なおかつ
微量要素も多くそれらが重要な働きをすることが分かってきた。

  • 微量要素(微量元素)
    鉄Fe・亜鉛Zn・銅Cn・マンガンMa・モリブテンMo
    セレンSe・コバルトCo・クロムCr・ヨウ素I・ニッケルNi
    フッ素F・ケイ素Si・バナジウムV・スズSn
  • 七元素
    (カルシウム Ca・マグネシウム Mg・カリウム K・硫黄 S
    塩素 C1・ナトリウム N)

吉村先生を慕って隣の畑で安全な
野菜つくりをされる
堀田信一郎ご夫妻

自然界に存在する素材で作られた堆肥で栽培された農作物は美味しくて舌ざわり、歯ざわり、食味、食感がよく、しかもミネラルバランスがとれていてそれらを食することにより免疫力が体の中に少しずつ蓄積され、自然治癒力や病気に対する抵抗性が高まってくることが近年分かってきた。
これぞ大自然の持っている自然力で何一つ無駄がなく、何から何まで撃がっていてほぼ完璧に仕組まれているのである。

ミネラルは大自然界の連鎖の中で、動植物をはじめすべての生きものが必要としていると思われます。

人の体の中ではそれぞれの細胞が、そこに必要とするミネラルと酸素がいっしょになって働き活力のある細胞となり、健康な体が育まれることになる。
そのミネラルは元来地中や海水に含まれていて、それを食連鎖や自然循環によってすべての生きもの達に与えられてきた。

中でもサンゴにだけが50種類以上のミネラルを含有する唯一の物質であり、特に風化造
礁サンゴは数千年間海底に堆積していて、微量ミネラルが溶け出し易く食品や浄水に利用されている。

このサンゴの砂を堆肥に入れ同時醗酵させます、これによりサンゴの砂の姿は何処にもなくバクテリアによって完全に分解されミネラルの豊富な完熟堆肥となる。

それを作物も必要とし吸収する。それを人も食べ体内ではミネラルが働き自然と健康を保つ、この大自然の営みほど素晴らしいものはなく、幸せに生きて行くことが出来るのです。

大自然に感謝し、生涯有機農業に励み楽しく生きていきます。

吉村 源太郎

吉村 源太郎 プロフィール

2才より部分的に鮮明な記憶があり、戦前・戦中・戦後の出来事、特に食糧難を苦々しい苦渋の体験をする。
それによって食べものに対する執念ができ、自己による生産心が出来上がる。
工業高校卒業後一般企業に9年間勤めた後、昭和40年工業高校実習助手として任用される。その4年後教員免許を取得、その5年後教諭に任用される。
クラブ活動では、ヨット部を創設、競技艇スナイプ級を生徒と共に製作、日本スナイプ協会の資格審査に合格し、競技艇として認められる。
一方昭和46年より趣味で有機無農薬栽培に取組み、最初から堆肥を年間約3tも手作りし、100坪の畑で栽培する。
それにより「良質の堆肥ほど高品質で高エネルギーの農作物が得られる」との信念が設立できた。
またそれらは健康に重要な関わりがあることも体験する。


吉村 源太郎 
農業自然環境を守り、人の健康を支える
有機無農薬栽培、堆肥製造販売

〒857-2324 長崎県西海市大瀬戸町雪浦奥浦卿544-2
電話・FAX(0959)22-9505
携帯番号 090-1085-5506